2015年05月24日

ゴールデンウィークの涙


散った八重桜

地方に嫁いでいる妹が送ってくれた。


この散った花びらの数と

今まで私が毎日流した涙の数と

どっちが多いかな〜なんて考えた。


最近グリーフケアの会に入会して

同じように伴侶を失った人たちと交流している。


みんな口々に「ゴールデンウイークが辛い」

「どうやって乗り切ろうか」と言っていた。


電車の中でカップル、特に長生きの老夫婦を見ると

すごくむかつく、という人さえいた。


その気持ちはよ〜くわかる。


私も夫と共に水入らずでこんな桜を見られる妹が

羨ましくないといったらウソになる。

でも。。。嫉妬するのは間違いだ、

と私の理性が言う。


私だって夫と水入らずで桜を何度も見た。

何度も、何度も。

その時は命が、時が永遠に思えた。

まさか別れがこんなに早く来るとは思わなかった。


夫がガンになってさえ、相当あぶなくなってからも

夫は死なず、必ず治ると信じていた。

どこまでもノーテンキな私だった。


だから妹にはわかってほしい。

この美しい瞬間が この水入らずの時が

いつか八重桜のようにはかなく散るということを。


愛がある限り二人で過ごすその一瞬一瞬が

どれほどかけがえの無いものか

私より早く気づいてくれるといいな〜

と思った。

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今日もお読みいただきありがとうございます。m(__)m

今更ゴールデンウイークの出来事なんて間が抜けてますが。。。

文章をちゃんとまとめる気力がまだ十分無いため

アップするのが大幅に遅れています。申し訳ありません。



posted by おとめ at 21:14 | Comment(4) | TrackBack(0) | 心にもお薬を

2014年07月06日

くじけそうな時は。。。

夫の好物だったエンパナーダ(ミートパイ)
CIMG1521.JPG

身内の子が遊びに来たので作った。

普通のミートパイと違って、ひき肉と一緒に

ゆで卵や黒いオリーブを入れるのがペルー式。

香辛料にクミンやオレガノを効かせる。

こちらはスティック野菜のバーニャカウダ
CIMG1522.JPG
使用しているお皿はスペインの手作りガラス

もう10年以上も前に夫と行ったダイソーで見つけた。

100円とは思えないくらい素敵で気に入っている。


夫が亡くなってあと10日ほどで

三ヶ月になる。

まるで一年以上も経った気分。

時間がこれほど伸び縮みするとは知らなかった。

お料理もやっとできるようになって

仕事もぼちぼち始めて

(というより早く仕事復帰しないと

かなりやばい経済状況なのに。。。)

それでも時々発作のように涙が出ることがある。

(時々というより毎日なんだけれど)

励ましてくれる皆さんには本当に

すまない気持ちで一杯になる。

そんな時はこれを見る↓



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今日もお読みいただきありがとうございました。m(__)m
posted by おとめ at 09:02 | Comment(6) | TrackBack(0) | 心にもお薬を

2010年12月15日

アメリカ在住のオンコロジー(総合内科)ドクターの言葉

癌と戦っている皆さんに私が感銘を受けたこの言葉をプレゼントします:

臨床試験と科学の進歩によって確実にがんは治るまたはコントロールできる病気になって来ています。そして、乳がんであれば10年、その他のがんでは5年を過ぎると、患者さんの健康な方との生存率は変わらなくなります。つまり、がんが完治したといえる目安になるのがこのぐらいの年月です。多くのがんで、元患者さんが長期生存できるようになりました。

そういう意味で、がんは短期決戦ではなく、長く付き合う病気になりつつあります。転移したがんでも、手を変え品をかえ、がんをうまくコントロールしながら長期に闘病することができるようになっています。昔のように、がんを命がけで退治するような心構えでは、がんとの戦いはうまく行きません。心構えは大切ですが、戦争に行く心構えよりも、マラソンを走る心構えの方がいいのかもしれません。

例えば高血圧になったとします。「自分は高血圧だ」という事実は心に残るかもしれませんが、毎日「自分は高血圧だ。どうしよう。死ぬかもしれない」と心配し続ける人はほとんどいません。高血圧だって、長期にわたれば、脳卒中になったり心筋梗塞を起こす、とても怖い病気で命に関わる病気の一つであるにも関わらずです。高血圧と診断された患者さんたちも、始めはいやな気持ちがするかもしれます。しかし、生活習慣を変えて、薬をちゃんと飲んで、検査を受け、血圧がコントロールされていれば、ほぼ普通の生活が遅れることに気づき、そうちに自分が高血圧であることは、頭の片隅に追いやられます。毎日薬を飲んだり、月に2回病院に通ったりしながらも、生活を楽しんで送るようになります。生活の中心に高血圧のことをすえて暮らしている人はいません。

ところが、がんになった人は、生活の中心ががんになってしまいます。がんの治療のために毎日があり、生活の全てをがんの治療を中心に考えてしまいがちです。今やがんはけっこう長引く病気です。治療は長くなるかもしれません。だったら、慢性疾患と考えて、できるだけ普通の生活を送りながら治療が続けられるように、医療者と一緒に工夫していきましょう。普通の生活をいかに維持するが大切です。以前にも書きましたが、体の調子の悪い患者に治療をほどこすのはとても難しいのです。

がんだと言われたら、とにかく一歩引いて考える。

・ほんとにがんなのか?
・アプローチ(治療法、緩和)はいくつもあるぞ。
・これから気長に闘病するぞ。

そう考えを切り替えるのが、第一のステップ、
治療の始まりかもしれません。

posted by おとめ at 12:26 | TrackBack(0) | 心にもお薬を