2014年10月11日

悲しみを少しでも軽く。。。

乃木坂駅前のペルー料理屋「NAZCA]にて
CIMG2353.JPG

夫が亡くなって早くも半年がたった。

恥ずかしながらまだ毎日涙が出る。とてもじゃないが

ウキウキと外出する気分にはなれない。

もともと極端な出不精の私。


そんな私を孤独な毎日からさんさんと日の輝く外へと

引っ張り出してくれる友人は貴重だ。

引きずり出された私はオロオロとして

陽に急に当たったモグラのように緊張する。

けれども一旦外へ出てみるとけっこう気分は良くなる。


先日はCさん、Sさん、Dさんと一緒に

上の写真のようなものをいただいた。

代々木公園の時の恨みを見事にはらしたってワケ。

炭火焼の鶏丸焼きは今回はなかったけど。


下町育ちには「乃木坂」なんて恐れ多い場所は

めったに、というか足を踏み入れたのは始めて。

でも乃木坂散歩なんてするヒマがないくらい

この店は駅のすぐ近くにある。


ペルー風の炊き込みご飯(アロス・コン・ポーリョ)や

レモン味の利いた魚介のマリネ(セビーチェ)

牛肉とじゃがいものトマト炒め(ロモ・サルタード)

どれもこれもおいしかった。


ここのお店は日系人の方がやっているせいか

お箸を出してくれる。それがとてもいい。


あたりさわりの無い話で楽しくランチした。

みんなの思いやりが感じられた。


Cさんはニューヨークにマンションを所有するほどの

真のキャリアウーマン、独身。夫の翻訳仲間でもあった。

Sさんは娘さん、お孫さんがいる可愛いおばあちゃん。

Dさんは大病を克服して長い事OLをしている。

立場はそれぞれ全く違う。


私は皆の話に耳を傾け

Sさんの娘さんの結婚式の写真を見たり

Dさんの脳腫瘍が見事に全快した話や

Cさんが今没頭しているという沖縄の研究

などなどの話題に集中した。

久しぶりに笑いもした。


なんだかだんだん悲しみが遠のいて

この座に私を置いてくれた皆への

感謝の気持ちで一杯になった。


みんなそれぞれが人生の修羅場を乗り越えて

ここに集っている事の素晴らしさ。

どんなに幸せそうに見えても 人は誰でも

心に不安や悲しみ、辛さをかかえているのは同じ。

それを上手に処理しながら生きている人を見るのは心地よい。


心の苦しみや悲しみをうまく発散しないままでいれば

心の病気になるが、それを治す妙薬の一つが

「感謝」の気持ちだ。

ともすれば忘れがちな「感謝」の思い。


感謝の気持ちが満ちてくると

不思議に不安や苦しみや悲しみは遠ざかる。

感謝は愛を生むからだ。

愛のあるところには不安も孤独も無い。

ただ平安があるだけだ。


夫は亡くなったが、夫への愛や感謝の念は

日々大きくなっている。

「普通のことができればいいんだ」とよく言ってた夫。

歩く事も、食べる事も、声さえ出なくなった時

夫はそのことを身をもって悟った。そして人生を卒業した。


パパ、本当の事を教えてくれてありがとう。

幸せとは、新しい服や靴を買ったり、旅行に行く事や、

家や車やお金じゃない。

一時的な慰めはあるかもしれないが、本当の幸せじゃない。


普通に歩けて、食べられて、人と話すことができること。

それこそが幸せ。

家族がいることや、人を愛する事ができること、なんだね。


デザートのピカローネス(かぼちゃのドーナツ)
CIMG2354.JPG
ペルーの露店で食べる味にはかなわないけれど

miel(糖蜜)のかかった味はなかなかだった。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

今日もお読みいただきありがとうございます。m(_)m


posted by おとめ at 10:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の幸せ
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