2017年05月18日

年をとったら

52a9964ef90f3eb680498edef00234da_s.jpg
西洋のおばあちゃんの足。私のではありません。念のため(笑)



年をとったら (W.B.イエイツ)


年とって髪は灰色になり暖炉のそばでうつらうつら

居眠りしてるなら、この本を手に取ってみるといい

そしてゆっくり読みながら思い出してみよう

若き日の自分の優しげな瞳、その影の深さを


どんなに沢山の男たちがその優雅な物腰を愛しただろう

その美しさを愛しただろう、真心にせよ偽りにせよ。

けれどもその移ろいゆく心、老けゆく顔に浮かぶ悲しさ

それを愛してくれたのはただ一人の男だけだった。


赤々と燃える薪のそばに身をかがめながらちょっぴり

悲し気に呟いてみるといい。愛は飛び去ってしまい

かなたの山々の向こう、星屑の彼方へ

もう消え去ってしまったと。

(おとめ訳)



When you are old and grey and full of sleep, 
And nodding by the fire, take down this book, 
And slowly read, and dream of the soft look 
Your eyes had once, and of their shadows deep; 

How many loved your moments of glad grace, 
And loved your beauty with love false or true, 
But one man loved the pilgrim soul in you, 
And loved the sorrows of your changing face; 

And bending down beside the glowing bars, 
Murmur, a little sadly, how Love fled 
And paced upon the mountains overhead 
And hid his face amid a crowd of stars. 


このおばあさんは最後は悲し気につぶやいています。

「愛は飛び去ってしまった」と。

だからおばあさんに言ってあげましょう。


「いいえ、違います。

愛はそこにあります。あるんです。

愛がある限りあなたは大丈夫なんです。


禅坊主やクリシュナムルティが何を言おうと

スピリチュアリズムがあろうと無かろうと

そんなことは本当はどうでもいいんです。

私もわかっていながら書いているんです。


どんな聖人であろうと、仏陀であろうと

本当に愛した事のない人にはわかりません。

キリストが何を言ったか知りませんが

そんなのは気にすることはありません。


あなたの愛が真実であるならば

エゴの濾過されたあとの透明な滓で

その愛の燃えさしをまだまだ赤々と

ふたたび燃え上がらせることはできます。


その愛は変わらずあなたを癒しなぐさめ

不安や苦しみを拭い去ってくれるでしょう。


そしてその愛でみんなを照らしましょう。

暖炉のように。。。最後まで。。。


そこにはいつだって「存在」がいます。。。。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

W.B.イエイツはアイルランドの詩人です。
下手な翻訳ですみません。
この詩を読むと何故か泣けてきます。。。


posted by おとめ at 12:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 詩歌の世界